北海道の人って、特に、都市部の人って、
「自分には、方言はない」って、信じているところがあります。
私も、そう思っていました〜。
ところが、高校で放送部に入って、
本格的に「読み」と言うものを学び始めると、
「標準語」と言われているものと、
自分のしゃべっている言葉との差の大きさに、打ちのめされました

それまで、テレビに出ている人たちのことばがきれいに響くのは、
丁寧な言葉でしゃべっているからで、
自分たちがしゃべる、「…するさぁ」とか「…したしょ?」とか、
「…だべや(これは、男の子が使う)」というのは、
乱暴な、ぞんざいな言葉遣いなのだ、と言うくらいに思っていたのが、
それこそ、まさに、北海道弁なのだと、
改めて、気が付いてしまったんです

もちろん、それまでも、
疲れている状態のことを「こわい」と言う、とか、
体がぴりぴりするほど寒いことを「しばれる」と言う、とか、
そういう、
特徴的な方言の単語があることは知っていましたが、
違いは、そんな、単語レベルに留まらず、
日常単語のアクセントとか、
形容詞や動詞の活用のしかたとか、
言葉全体の抑揚とか、
そんな、広いレベルまで、大きな違いがあったんです

この辺の具体例、書くと長くなるので、続く・・・