「あなたは、癖が強すぎて、アナウンス原稿は無理ね」と、先輩に言われました。
シアターの活動を始めたころ、
「あなたの読みは、迫力がありすぎて、しっとりしたものは合わない」と、言われました。
アドリブが効かない、と嘆いたら、
「それは、個性だから、無理な方向に努力するより、得意なところを伸ばしたら?」
と、言われました。
「無理」といわれると、なんだか、意欲が湧いてきて、
それが、ここまで、しづくを運んでくれたし、
「できなかったことが、できるようになる」その喜びが、
しづくの支えなんですよね〜。
物真似をすることは、とても有効な練習方法だと、しづくは思います。
たとえ、声質が似てなくてもね。
喋りには、人それぞれの個性、ってありますよね?
何人かを読み分けるのに、声の高低や響きだけに頼ると、
結局、台詞の雰囲気が一緒になってしまって、
どれも同じように聞こえる、ってことになりかねない。
でも、他の人の喋りを真似ると、
息遣いとか、溜め方とか、文章の収め方とか、
自分本来ではない、個性を取り込むことができて、
幅が広がる・・・
だから、昔は、よく、
「あ!」と、耳が立った喋りに出会うと、それを真似していました。
声優さんでも、アナウンサーさんでも、落語家さんでも。
最近は、暇もなくなったし、やらなくなりましたけれど・・・。
お仕事のご依頼で物真似を引き受けるのは、
慎重にならなくちゃいけないですよね。
「雰囲気だけ」といわれても、きっと、その方その方で、
譲れないこだわりがあるでしょうから・・・。
だから、しづくは、
今まで、お仕事で、声真似には手を出そうと思っていなかったんです。
読んだ結果、「・・・に似ている」と言われることはあるんですけれど、
自分で、「この人とそっくり」と思う人は、
ちょっと前に書いた、「ファンタジア」の日本語版のナレーターの方以外、
巡り合っていない・・・。
だけど、このブログなら、この場なら、
「ちょっと、聞いて」「似てないよぉ」「今度は?」と、
気軽にフィードバックできれば、
そのうち、ぴったり、自信を持って、真似られる声優さんもできてくるかしら、
と思ったのですが、
うん、保留することにしました!
率直なご意見を求めることは、しづくが望んでも、
周りに気を揉ませそうで、申し訳ないです!!
ということを、なんだか、明日まで待てない気分だったので、
今日、ふたたび、記事に書いてみました。
ここが、
みなさまにとっても、しづくにとっても、
まったり、気楽にお話できる場であるといいなぁ、
と思います
