次々に患者が
入れ替わっていきます。
そのほとんどが、
人生の大先輩、
といった方々のようで...
いえ、
カーテンで仕切られているから
顔は見えないんです。
おひとりの方は、
昭和十四年生まれの38歳、とおっしゃっていました(;^_^A
リハビリの時間になると、
理学療法士さんに動かされるたびに
迫力のある低い声で
「痛いよ!!」
と叫びます。
そして、
「こんな痛いことされたの、初めてだ
お母さんに言いつけてやる!!!」
が続きます(・・;)
またおひとりの方は、
現実と妄想を行ったり来たりしているようで...
この病院では病室での電話が黙認されているのですが、
彼女は家族や知人に頻繁に電話をかけます。
「私、今、どこかに連れていかれちゃって、
今、バスの中にいるの。
...いや、病院じゃなくて、病院の前にいるの。
迎えに来てくれる?」
そして、
翌日になると、
「あ、昨日はおかしな電話をしてごめんなさいね。
私もう、穴があったら入りたい」
と、謝罪の電話に追われる💦
また、一人の方は、
起きている間中、
独り言を言っています。
小さな低い声でつぶやかれるので
内容はあまり聞き取れないのですが、
お祈りのように聞こえます。
「...ありがとうございます ありがとうございます ありがとうございます
...早く迎えに来てください、お願いします お願いします お願いします
でも、夜は暗くて怖いので、明るいときに来てください...」
また、おひとりの方は、
やはり、起きている間、ずっと独り言を言っているのですが、
この方の独り言は、ひそひそ話なのです!
「...そうなのよ。びっくりするでしょう?
で、あなたどうなのよ?
...あら、そうなの? あなたも苦労するわね〜
がんばってね〜...」
などと、
よどみなく、語彙も豊富なので、
最初は、
誰かと長電話をしているのだ、と思っていました。
でも、
実際、病院のスタッフとの会話はかみ合わず、
返答がずれている。
食事も薬も拒否し、
点滴の針を刺そうとしたら大暴れ💧
その方は大部屋は無理、と判断されたのか、
一晩で
部屋を移っていかれました。
私にとって、行きずりの人たちだけれど、
いろいろ、
興味深いです...
📩 19:06 拍手メッセージの方へ

ギクッ!! 見透かされてくぎを刺された感じが致します💦
でも、そうですよね!? 無理をして後戻りしたら元も子もないですものね??
言いつけを守って慎重にいかなくちゃ、です!!
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