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大阪関西万博のヘルスケアパビリオンで
「生きた心臓モデル」が話題になっていますね?
4月8日には、
大阪大学発のベンチャー「クオリプス」が、
重い心不全患者のに移植する、
iPS細胞からつくった心臓の筋肉のシートの
製造販売承認の申請をした、
というニュースが流れました。
重い心不全患者、
私の彼は、
まさしくその状態でした。
心臓が肥大し、
亡くなる1年くらい前からは、
これで寝たきりにならず動けているのが不思議、
と言われるくらいでした。
心臓移植を希望しますか?
と聞かれたこともあったのですが、
条件が厳しく長く待たなくてはならない上、
経済面でも生活面でも、
家族にも多大な負担がかかるということで、
担当医自身もお勧めしない、ということでした。
そのときに、担当医の口から出た言葉・・・
「iPS細胞の心筋シートが話題になっていますが、
あれはまだまだおもちゃです。
使える状態ではありません」
そう、おっしゃっていました・・・。
5年前の6月の話です。
彼は、その1年半後に亡くなりました。
もし、
彼の症状が
5年遅れて発症していたら、
今だったら、
彼の命は、iPS細胞心筋シートで
救うことができたのだろうか・・・??
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