とてもおもしろい記事を紹介していただきました。
「童謡「森のくまさん」の、
くまさんと女の子の行動は、不可解である」
という話です。
・くまさんは、「お逃げなさい」といいながら、落し物に気付きついてくる
・落し物を受け取ったお嬢さんは、逃げ出すほどの相手に向かってお礼に歌を歌っている
この、不可解な行動を解明しよう、という記事でした。
まぁ、「どっちもバカ説」が、妥当だと思うんですけれどね〜

だけど、これ、もともと、アメリカの童謡なんですよね?
ということで、原詩に当たってみました。
そうしたら、、、
くまさんは付いて来るけれど、イアリングを渡したりしないし、
だから、女の子も、お礼に歌ったりしないんです

さらに、わかったことは、
・森を歩いているのは自分、一人称である
・最初の2行の歌詞を、全く同じに繰り返して歌っていく
ってことです。
この「森のくまさん」のように、リーダーが歌ったあとをついて歌う形の歌を
「エコーソング」というそうです。
「こぶたぬきつねこ」は、まさにそうですね。
「アイアイ」も「あいあい」という歌詞の部分がそうです。
「森のくまさんは」前半分については、そのように歌いますね。
後半は、日本語バージョンでは、前半と歌詞が違うので、繰り返しようがないけれど、
英語バージョンなら、前半と全く同じ歌詞、
メロディーさえ覚えれば、
こちらも、声を合わせて歌うことを前提にしているのかしら・・・
そんなことを考えていたら、
英語になるべく忠実に、馬場さんの訳も参考にして、
歌えるように訳出してみたくなりました。
The Bear Song
もりのくまさん(しづく 試訳)
The other day, I met a bear.
Out in the wood, away out there.
The other day, I met a bear.
Out in the wood, away out there.
あるひ もりのなか、
くまさんに であった
あるひもりのなか、
くまさんにであった
He looked at me, I looked at him.
He sized me up, I sized up him.
He looked at me, I looked at him.
He sized me up, I sized up him.
あらたいへん めがあった
おおきな くまさんね
あらたいへんめがあった
おおきなくまさんね
He said to me, why don't you run?
I see you ain't got any gun.
He said to me, why don't you run?
I see you ain't got any gun.
にげなよ くまはいう
てっぽうが ないのなら
にげなよくまはいう
てっぽうがないのなら
I said to him, that's good idea.
C'mon now feet, let's up and flee.
I said to him, that's good idea.
C'mon now feet, let's up and flee.
そうね そうするわ
いそいで にげましょう
そうねそうするわ
いそいでにげましょう
And so I ran away from there.
But right behind me was that bear.
And so I ran away from there.
But right behind me was that bear.
ところが くまさんは
あとから ついてくる
ところがくまさんは
あとからついてくる
And so I ran away from there.
But right behind me was that bear..
ところがくまさんは
あとからついてくる
この歌詞だと、くまさんも、「私」もバカじゃないですね

獲物を余裕たっぷりに追い掛け回し弄るくまさんと、必死で逃げる「私」、ピンチ

女の子言葉になっちゃってますけど、、、
どうも、それが、しっくり、歌に嵌るような気がして・・・
きのう、#11517を納品できました。
今日は、#11519に入ります!


ありがとうございます!! 忙しい時間の合間に、聴いていただけて、気晴らしになるといいなぁ…。
気に入っていただけるかしら…、ドキドキ
お時間のあるときにでも、ご感想を聞かせていただけたら、とっても幸せです!!