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新しいご依頼内容に関連して、
これについて、
お話してみようかな、って思いつきました。
標準語には、
「平板型」というアクセントの形があります。
「鼻」「林」「机」「友達」「にわとり」・・・
と、ごく普通にゴロゴロしているアクセントなんですけれど、
実は、
標準語アクセントの規則では、
平板型は、平板には発音しません。
それは、標準語には
「単語の一音目が高いときは、二音目が低く、
一音目が低いときは、二音目が高く続く」
という、大原則があるためです。
(詳しくは、トップの目次から飛ぶことができる、
「アクセントのご指定方法について」改訂
を、ご参照くださいね)
「鼻」なら「低高」、
「林」なら「低高高」
「友達」「にわとり」は、「低高高高」と発音します。
でも、関西弁は、
全く違うアクセント体系に属するんです。
で、
「平板型アクセント」は、全く、平板に発音します。
「にわとり」なら、「高高高高」ですよね?
どうも、標準語圏のアクセントで話している人たちは、
自分が、この、
「単語の一音目が高いときは、二音目が低く、
一音目が低いときは、二音目が高く続く」
という規則に則って話している、という自覚がないことが多いと思われます。
そして、この違いに耳が立っていないので、
言い分けられず、聞き分けられなかったりする。
ところが、関西語圏のアクセントで話す人たちは、
この違いに、とても敏感なようなのです。
関西「ニワトリ(高高高高)て言ってみ」
関東「ニワトリ(低高高高)」
関西「ちゃう。まっすぐ同じ高さで」
関東「だから、ニワトリ(低高高高)、だろ?」
関西「ちゃうて! ニ(高)、ワ(高)、ト(高)、リ(高)!」
関東「だから、言ってるじゃん! ニ(低)、ワ(高)、ト(高)、リ(高)!」
みたいなことになってしまう・・・

関西の方々、
関東人が、関西弁の真似が下手なのは、
ここに、大きな原因の一つがある、と、
しづくは睨んでいます〜〜
しづくの育った北海道は、
関東語圏内ですから、
しづくも、無意識に、関東アクセントの規則に則って話していますし、
「一音目と二音目の高さの違い」も、言われるまで、気づきませんでした

そして、知識として知っていて、聞き分けられるようになった今でも、
関西弁を真似る場合、
ちょっと油断をすると、
「関西平板型」の単語を、「関東平板型」に発音してしまうんです〜〜

・・・、ということで、
今日の音声ファイルは、
平板型の単語を、助詞もつけて
(その理由は、「アクセントのご指定方法について」改訂参照)、
関東型と、関西型に言い分けてみたものです。
(「弟」は、「平板型」ではなく、「尾高型」の単語です。
これもやはり、関東では、「低高高高(低)」ですが、
関西では「高高高高(低)」に発音するようです)
あの、関西の方々、
ちゃんと、「関西平板型」になっていますか??

新しいご依頼をいただきました

現在、手元のご依頼は、
・ #13142 音メインのファイル&掛け合いの2作 2800文字
・ ♯13166 中年のお母さんの台詞。再販許可作品 2000文字
・ #13180 女性からの働きかけ 2500文字
です。
今日は、#13142を納品できるといいな…


ブログで、イラスト、見せていただきました♪ 恥じらう女性〜〜〜 見事なバストですね〜〜〜
声原稿、いい閃きがありますように!
タグ:随想